6月11日(木)
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東紀州観光まちづくり公社では、昨年度から「長期インターンシップ」の普及に取り組んでいますが、地域での取組を促進するため、この度、関心のある事業者の方々に集まっていただき、情報交換と意見交換を熊野市と尾鷲市で行いました。
 昨年10月に続いて2回目の研究会となります。

講師には、岐阜を拠点に長期実践型インターンシップのコーディネートを行っているNPO法人G-net代表理事の秋元祥治氏と、実際に長期学生インターンを受け入れて販路開拓に取り組んでいる有限会社大橋量器(大垣市)の代表取締役 大橋博行氏をお招きしました。

昨年初めて研究会を実施した際は、東紀州地域の事業者の人たちにとって「長期インターンシップ」は未知のものでしたが、その後、株式会社ディーグリーン(紀北町)、夢古道おわせ(尾鷲市)、石本果樹園(紀宝町)が1名ずつのインターンシップ生を受け入れ、何度もマスコミで紹介されていることもあって、新たに興味を持った事業者さんに集まっていただきました。


研究会終了後、参加した事業者から「講師の説明を聞いて大学生の力を再認識した」、「長期インターンシップのメリットがよく理解できた」という声が聞かれました。
東紀州観光まちづくり公社では、東紀州地域の経営者が若者の感性やアイデアを新商品開発などビジネスに生かし、また、将来的には若者のIターンやUターンにつながることをめざして、今後も長期インターンシップの普及に取り組んでいきます。

(参考)
インターンシップというと、一般的には短期間の職場見学が多く、企業にとっては社会貢献の意味合いが大きいものですが、長期インターンシップは、やる気のある学生が経営者に「弟子入り」する形で、経営者の下で特定の事業活動やプロジェクトに参加し、学生の人間的な成長と共に、企業にとっても社内の活性化や、経営者の人材育成スキルの向上に役立つものです。