マダニ類に刺されないように注意しましょう

マダニは、主に草むらや藪・森林にいます。このような場所で長時間地面に直接寝転んだり、座ったりするのは止めましょう。

草むらなどに入るときは、長袖、長ズボン、手袋、長靴等を着用しましょう。
また、色の薄い服はくっついたダニを見つけやすくなります。

ダニをよせつけないためには、肌の露出部分や服にDEET(ディート)などの有効成分が含まれた虫除け剤の使用も有効です。
虫除け剤は皮膚の露出部(特に頭皮や足指)に使うか、衣服の上から使います。(ただし、目、口、耳、傷がある部位、皮膚が過敏な部位には使用しないようにしましょう。乳幼児、小児に使用する場合は注意が必要です。説明書の注意書に沿って使用してください。)

帰宅後はすぐ入浴し、体をよく洗い、新しい服に着替えましょう。
着ていた服はすぐに洗濯するか屋外で天日干ししましょう。

もしマダニ類に刺されたら

マダニ類の多くは、人や動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いもので10日間)吸血します。無理に引き抜こうとすると、マダニの一部が皮膚内に残ったり、ダニの体内や傷ついた皮膚からでる液体に病原体がいる可能性があるので、できる限り直接手でダニを取ったり、つぶしたりしないようにしてください。吸血中のマダニに気が付いた際は、できるだけ病院で処置してもらいましょう。
また、マダニに刺された後に、発熱等の症状が認められた場合は、早めに医療機関を受診してください。

※山歩きなどの際は、あくまでも自然の中に身を置くことを忘れずに、十分注意しましょう。古道を歩いたら、その日のうちにしっかり体を洗い流しましょう。

詳しくは厚生労働省ホームページ「ダニ媒介脳炎に関するQ&A」をご確認ください。