みえ熊野学研究会が毎年東紀州5市町で開講しております「みえ熊野学地域巡回講座」の第2回目が下記の日程で御浜町で開催されます。 東紀州にまつわる興味深いお話しを致しますので、是非ご聴講にお越しください。


日時 平成24年10月19日(金) 19:00から
場所 御浜町役場3階 くろしおホール
講師 向井弘晏 氏 (みえ熊野学研究会運営委員)
講座 熊野街道巡礼と若山家善根宿納札

入場無料 事前申込不要

null
5,444枚の納札を一枚一枚引き延ばす向井氏

【講座要旨】
熊野市大泊町の若山家が、熊野街道で善根宿をしていたことが分かりました。善根宿とは、おカネを持たない巡礼等を無料で泊めた宿のことです。泊めてもらった巡礼は、お札に生国、目的、名前などを記したお札を残していきます。若山家善根宿には、九州、四国、東北を含め全国から巡礼が訪れ、5,444枚の納札が残されていました。
若山家善根宿を世に出し、解読、分析作業を先頭に立って進めたのは、みえ熊野学研究会運営委員の向井弘晏さんです。巡礼納札研究の当地方の第一人者である向井さんに、善根宿のもつ意義、、納札にこめられた庶民の思いなどを映像を使って話してもらいます。