『脚本家・市川森一さん追悼特別ドラマ「旅する夫婦」の放送』について

去る12月10日、日本を代表する脚本家である市川森一氏が急逝されました。
昨年、熊野古道を舞台としたドラマ「旅する夫婦」の脚本を手掛けていただいた事は記憶に新しいところです。
「旅する夫婦」がCBC中部日本放送エリア(東海地区)で追悼番組として再放送されることになりました。


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●脚本家・市川森一さん追悼特別ドラマ「旅する夫婦」

(放映日時)
平成23年12月17日(土) 午後3時24分〜

(放 映 局)
CBC中部日本放送

(放送エリア)
愛知、岐阜、三重の東海三県


□市川 森一(いちかわ・しんいち)
1941年4月17日、長崎県生まれ 日大芸術学部卒
日本を代表する脚本家で草分け的存在。日本放送作家協会会長。
昭和41年「怪獣ブースカ」で脚本家デビュー後「ウルトラセブン」などウルトラマンシリーズや、「黄金の日日」などNHK大河ドラマ3作、また映画「異人たちとの夏」(平成元年)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞するなど、あらゆるジャンルで数多くのヒット作品を世に送り出した。
平成15年に紫綬褒章、去る11月には旭日小綬章を受章。日本放送作家協会の会長を務め、コメンテーターとしても活躍した。
CBC中部日本放送においては、東芝日曜劇場などこれまで17作品を担当し、そのうち9作品が芸術祭やモンテカルロなど延べ13の賞を獲得。昨年、東紀州各所で撮影が行われ、先日「日本民間放送連盟賞」を受賞したドラマ「旅する夫婦」は、同氏が手掛けたCBCの最後の作品となった。


□旅する夫婦
出演 伊藤蘭、岸部一徳、吹石一恵、塩見三省 ほか
脚本 市川森一
音楽 辛島美登里
制作 CBC中部日本放送

夫の定年退職後、第2の人生の生きがいとして、人前結婚式(シビルウェディング)の司式者(ミニスター)を務め、全国津々浦々結婚式から結婚式へと旅の暮らしを楽しむ夫婦。そんな二人に三重県の奥熊野から結婚式のオファーが届く。オファーの主はいったい誰か?そして夫婦がこの地で出会う、予想外の出来事とは?
世界遺産熊野古道伊勢路を舞台に、年を重ねてから気づく人間同士の絆の深さを、名脚本家・市川森一が描きます。
2011年 日本民間放送連盟賞 優秀賞受賞作品