新しい古道の歩き方
「海と森の恵みを味わう旅 in 島勝浦〜魚つき林とブリ漁の海〜」

ブリ大敷き編の発祥の地とされている紀北町島勝浦地区には、
かつての漁生活を偲ぶ多くの史跡が存在します。

ブリの大群を見張った魚見小屋、
大敷き網にブリがかかったことを島勝の町へ知らせに走った古道、
浅間山の祀などは
現在も熊野灘を見下ろせる小高い半島に
繁茂している樹林の中にたたずんでいます。

この樹林こそが、海に栄養分を供給している魚つき林です。
「魚つき林」とは、魚の繁殖と漁場の保護を目的に、
昔から樹木の伐採を禁止、制限して守られてきた沿岸の森です。
木につく虫や土中の微生物が水中に流れて肴の養分となるほか、
水面上に大きな影を落とすことで魚の好む暗所をつくります。

新春の島勝浦の町をブリ漁で賑わせたこれらの自然、史跡を歩きながら、
海と山のつながりを感じてみましょう。


(日時)
平成22年1月30日(土) 午前8時15分〜午後3時30分

(参加料)
4,000円(昼食代・乗船料・保険料含む)

(定員)
10名(要申込・先着順)

(講師)
濱田多実博(ハマダタミヒロ)氏
(紀北町産業振興課商工観光対策室室長補佐)

(集合場所)
尾鷲港 巡航船船着場
※お申し込みされた方には、集合場所の地図を含め詳細な案内を送付いたします。

(申込期限)
平成22年1月28日(木)

(スケジュール予定)
8時15分  尾鷲港集合
8時30分  尾鷲港出発
9時40分  島勝浦漁港着
9時55分  島勝浦出発
        ガイドの話を聞きながら魚見小屋が残る小半島の先端へ
10時55分 魚見小屋着、休憩 → 10時15分発
12時00分 桂ヶ丘中学着、昼食
12時50分 島勝浦街中散策 鰤大敷き網発祥の地碑などをめぐります
14時00分 島勝浦漁港発
15時10分 尾鷲港着、解散


(主催)
三重県立熊野古道センター、東紀州観光まちづくり公社

(後援)
紀北町

(申込先)
三重県立熊野古道センター 担当 野田
TEL:0597―25―2666


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ブリ大敷き網の発祥の地・島勝浦


魚見小屋