熊野古道横垣峠がある御浜町阪本地区、
棚田が広がり今も山里の暮らしが残る集落で
「渡り蝶」として有名なアサギマダラが多数飛来し
見物にきた人を和ましています。

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アサギマダラは本州と南西諸島の間などを移動する大型の蝶として有名で、
秋になると東北地方から九州・沖縄まで南下し、
横垣峠はその通り道として知られています。

多数飛来している場所は横垣峠登り口に近い休耕田で
今年3月に地元住民等によってアサギマダラが好む
「フジバカマ」150株が植えられた場所です。

白っぽい花から蜜の香りが漂う中、ふわふわと花から花へ、
たくさんのアサギマダラが飛び交っていました。
毎年、11月初め頃まで見られるそうです。

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移動の研究調査のためのマーキング(捕獲場所、月日等が記入されたもの)
には「9・23 ハズ」と書かれた蝶を捕獲しました。
9月23日に愛知県の幡豆町で捕獲された蝶と思われます。

小さい体ではるばる飛んできたのには生命の力強さを感じます。