尾鷲市須賀利地区において映画の撮影が実施されることとなりました。

<作品タイトル>
「千年の愉楽」(原作:中上健次)

<企画趣旨>
紀州が生んだ鬼才・中上健次の原点とも言うべき紀州の路地。
その路地に溢れる命への讃歌ともいえるのが、彼の代表作の1つ「千年の愉楽」である。
このたび、この「千年の愉楽」の映画化に挑むのは、近年、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」や「キャタピラー」で、ベルリン国際映画祭を始め、数々の賞を受賞し世界が注目する異才・若松孝二。
若松が、中上作品を映像化するのにふさわしい場所として選んだのが、眼下に美しい尾鷲湾を見下ろし、背後には紀州の深い緑が連なり、趣ある家々を縫って小さな路地が巡る、昭和の薫りが色濃く漂う須賀利である。

<あらすじ>
紀州の路地に生を受け、女たちに圧倒的な愉楽を与えながら、命の火を燃やしつくして死んでゆく、中本の男たち。その血の真の尊さを知っているのは、彼らの誕生から死を見つめ続けた路地の産婆・オリュウノオバだけである。
年老いて、いまわの際をさまよい続けるオリュウの胸に、中本半蔵を始めとする、この路地に生を受け、もがき、命を溢れさせて死んでいった男たちの物語が甦る。

<メインキャスト>
寺島しのぶ、佐野史郎、高良健吾、高岡蒼甫、染谷将太、山本太郎、ARATA ほか
※出演者が一部変更になりました

<スタッフ>
企画・監督:若松孝二 撮影:辻智彦

<撮影スケジュール>
須賀利ロケ 2011年 11月7日頃〜11月16日頃まで(予定)

<その他>
・ロケの見学は可能ですが、撮影に支障となる行為(声や音を出す等)や出演者に握手を求めたり写メを撮ったりという行為はおやめ下さい。
・迷惑駐車や吸い殻・ごみを捨てるなど、地元の皆さまに迷惑となるような行為はおやめ下さい。

上記事項を守っていただかないと、今後の東紀州地域へのロケの誘致に支障が出たり、撮影場所として地域の協力が得られなくなる等が考えられますので、皆様のご協力をお願いします。


問合せ
東紀州観光まちづくり公社 観光振興室
東紀州プレス&フィルムコミッション担当
田上 孔基(タノウエ コウキ)
電 話0597−89−6172
FAX0597−89−6184
e-mail : tanoue@higashikishu.org